活動紹介

[活動地]

バングラデシュ チッタゴン丘陵地帯 バンドルボン

チッタゴン丘陵地帯は,バングラデシュの南東部に位置しています.

首都のダッカからはバスで約12時間.

国土の約10%にあたりに,カグラチョリ・ランガマティ・バンドルボンの3県から成り立っているこの地域は,古くから国の大多数のベンガル人とは異なる文化を持つモンゴロイド系の先住民族が畑農業をして生活を営んできました.

人口の一番多いチャクマ族に続き,マルマ族,ムル族など11の民族,約60万人がここで今も生活を営んでいます.1972年に政府が大規模な入植制政策と軍事占領を推し進め先住民族と政府の間で紛争が始まり,多くの犠牲者が出ました.

 1997年に和平協定が結ばれましたが,政府は現在まで,和平協定で約束されたほとんどの項目を実施しておらず,問題の多くが未解決のまま土地収奪や襲撃事件,レイプ事件など様々な人権侵害と民族対立が続いている状況です.

 asteは,3県の中でも特に「バンドルボン」に焦点を当てた活動を行っていきます.バンドルボンには丘陵地帯の11の先住民族のすべてが暮らしている土地であり,マイノリティの中のマイノリティである人口の少ない民族や立場の弱い民族が暮らしています.

[活動紹介]

教育支援

先住民族の中でも社会的に弱い立場にあるクミ民族やムロ民族の子どもを中心とした教育支援を行います.2017年度からは,貧困状態にあり学びを継続することが難しい2人の子どもを高校卒業まで支援していきます.

今後,先住民族の子どもが母国語で学ぶことのできる環境づくりをしていきたいと考えています.2014年から4年間両親が離婚したチャクラ民族の大学生に奨学金貸与を行っています.就職後,1年分の学費を少しずつ返済し,そのお金を次の大学生に貸与することを予定しています.

 

現地パートナー団体の育成

「現地が主役のNGO」をモットーに活動する上で現地パートナーの存在は欠かせません.特に,弱い立場にある女性を中心とした団体の育成に取り組んでいきたいと考えています.

雇用創出活動

2014年から先立って進めています.現地の女性が織った伝統衣装などを布小物等に加工して現地収入を得るための活動を行います.手工芸品はイベントなどで販売しております.

 

先住民族に関する調査や文化記録活動

先住民族に関する情報は現在あまり知られていない状況です.特に人口の少ない先住民族やアクセスの悪い場所に住んでいる人々の暮らしは知られていないことがたくさんあるので,文化を紹介したり,映像等に残す記録活動を行っていきたいと考えています.